2005年2月10日
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■ 銀行のカード使用「不安」9割
■ 「偽造対策行った」僅か1割。不安と行動に大きなギャップ ■ 銀行に望む偽造対策、トップは「銀行側が被害額を補償」 インターネットリサーチの株式会社マクロミル(本社:東京都港区、社長:杉本哲哉)は、自主調査「銀行カードの安全について」を実施しました。調査対象は男女20才以上のキャッシュカードを利用する銀行預金者で、インターネット調査にて実施しました。調査エリアは全国、調査期間は2005年2月4日〜2月8日。有効回答数は1034名から得られました。
銀行のカード使用「不安」9割
銀行預金者にキャッシュカードを使用することが不安を感じているかと質問したところ、「不安を感じている」(とても不安を感じる+ある程度不安を感じる)と回答した人は90.3%に達したことが明らかになりました。
「偽造対策行った」僅か1割。不安と行動に大きなギャップ
キャッシュカードの偽造被害から防ぐため、対策を行った人は僅か11.5%という結果が出ました。ほとんどの人がカード使用に不安を感じているにも関わらず、実際に対策を行った人は少ないギャップが明確になりました。
銀行に望む偽造対策、トップは「銀行側が被害額を補償」(85.7%)
銀行に望む偽造対策について質問したところ、「偽造された被害額を銀行側が補償する制度」(85.7%)が最も高い結果となりました。一般の預金者は高度な知識をもった犯罪者に対抗することが困難と考えており、損害補償を銀行側が行ってほしい様子が強く伺えます。
早急な補償対応をする銀行の「口座持ちたい」9割
早急な補償対応をする銀行の口座を持ってみたいかと質問したところ、「そう思う」(とてもそう思う+ある程度そう思う)と回答した人が91.6%に達していることが明らかになりました。現在、各銀行とも対策を検討していますが、補償サービスを早く開始することが、今後の銀行を選択する物差しになりつつあります。
利便性は「ネットバンキング」、安全性は「どちらともいえない」
インターネットバンキングを行っている人に、どちらのタイプに利便性がありますかと質問したところ、「キャッシュカード」と回答した人が15.6%に対して「インターネットバンク」は57.0%と半数以上から支持された結果となりました。
また、どちらが安全か質問したところ、「どちらともいえない」と回答した人が半数を超える結果となりました。理由を尋ねたところ、「どちらのセキュリティーも万全ではない」という意見が多く挙がりました。 本調査へのリンクはフリーです。
データを転載・引用する場合は、マクロミルの調査であることを明記してください。 |