公開調査データ

住んでみたい街ランキング2010

2010年03月31日

トピックス

  • 関東 1位「吉祥寺(13%)」 2位「横浜(7%)」 3位「自由が丘(7%)」
  • 関西 1位「 夙川(8%)」  2位「岡本(7%)」 3位「西宮北口(5%)」
  • 住みたい街は「徒歩圏で何でも揃う」「大きな公園がある」「都心通勤圏で自然豊か」8割超
  • “吉祥寺を選ぶ人”VS“池袋を選ぶ人”

株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表:杉本哲哉)とグループ会社であるブランドデータバンク株式会社は、3万人の消費者調査によるデータベース「ブランドデータバンク」をもとに、「住んでみたい街ランキング」の関東・関西版を作成しました。集計・分析対象は、20-59才の関東地区居住者(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)8066名および関西地区居住者(大阪府・京都府・兵庫県)2840名です。

また、追跡調査を2000人に対して実施し、街のイメージや住みたい街の理由などを尋ねました。追跡調査は、2010年2月19日(金)~2月21日(日)に実施。

調査概要

調査(1)ランキング作成調査
調査方法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 関東地区(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)、関西地区(大阪府・京都府・兵庫県)
調査対象 : 20~59才の男女(マクロミルモニタ会員)
有効回答数 :
関東計
8066s
  20代 30代 40代 50代 小計
男性 956s 1016s 984s 1003s 3959s
女性 994s 1082s 1038s 993s 4107s
関西計
2840s
男性 310s 328s 331s 344s 1313s
女性 354s 387s 363s 423s 1527s
調査日時 : 2009年12月2日(水)~12月10日(木)
調査機関 : 株式会社マクロミル/ブランドデータバンク株式会社
※3万人消費者調査にもとづくデータベース「ブランドデータバンク」から関東・関西エリア居住者を抽出して集計・分析。
本レポートで
使用している部分
: 「住みたい街ランキング」住みたい人プロファイル「吉祥寺vs池袋」
調査(2)追跡調査
調査方法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 関東地区(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)、関西地区(大阪府・京都府・兵庫県)
調査対象 : 20~59才の男女(マクロミルモニタ会員)
有効回答数 :
関東計
1000s
  20代 30代 40代 50代 小計
男性 125s 125s 125s 125s 500s
女性 125s 125s 125s 125s 500s
関西計
1000s
男性 125s 125s 125s 125s 500s
女性 125s 125s 125s 125s 500s
調査日時 : 2010年2月19日(金)~2月21日(日)
調査機関 : 株式会社マクロミル
本レポートで
使用している部分
: 「住みたい街」の理由、街・沿線のイメージ、重視点など
※本調査は、調査(1)の対象者に、後日追跡調査したものです。

調査結果

住んでみたい街ランキング
[関東] 1位「吉祥寺(13%)」、2位「横浜(7%)」、3位「自由が丘(7%)」

関東の居住者に「住んでみたいと思う街」を駅名で尋ねたところ、1位は「吉祥寺(13%)」、2位「横浜(7%)」、3位「自由が丘(7%)」となりました。1位の吉祥寺は「自然があり、ショッピングや飲食店などが充実している」とマルチな魅力で幅広い層から人気を集めています。街のイメージは「若者向け(38%)」が最多で、「おしゃれ」でありながら、「庶民的」な要素を持ち合わせている点が特徴的でした。

性・年代別の特徴をみると、20代男性では、「池袋(8%)」の人気が高く3位となりました。「買い物や遊びに便利」「 交通の利便性も良い」などが理由として挙がっています。50代男性では、5位「函館(4%)」、8位「熱海(3%)」、10位「逗子(3%)」と海に近い都心から離れた街がトップ10にランクインしています。対して、50代女性では6位「二子玉川(5%)」、10位「成城学園前(4%)」と閑静な住宅街への憧れが表れており、男女間で意見の違いが見られました。

<関東の居住者>住んでみたい街(上位20位)(複数回答)

Q.あなたが「住みたいと思う街の沿線駅名」を教えてください。

住んでみたい街ランキング
[関西] 1位「夙川(8%)」、2位「岡本(7%)」、3位「西宮北口(5%)」

関西の居住者の住んでみたい街は、芦屋と並ぶ高級住宅地の「夙川(8%)」が1位でした。2位は「岡本(7%)」でハイセンスな商店街が賑う街です。3位は「西宮北口(5%)」で交通の便がよく、商業施設が充実する街がランクインしています。住みたい街上位6位までは全て阪急神戸線(兵庫県)沿いとなっており、「高級感がある」「おしゃれ」が沿線のイメージとして挙げられました。

<関西の居住者>住んでみたい街(上位20位)(複数回答)

Q.あなたが「住みたいと思う街の沿線駅名」を教えてください。

住みたい街のキーワードは「徒歩圏で何でもそろう」「大きな公園」「都心通勤圏で自然豊か」が8割超。

どのような街に住みたいか、意見を尋ねました。関東では「徒歩圏で何でもそろう街に住みたい」と思う人(そう思う+ややそう思う)は、88%となっています。続いて、「大きな公園のある街に住みたい」が86%、「都心通勤圏内で自然豊かな街に住みたい」は83%でした。

地域別の特徴をみると、関東は「商店街がある街に住みたい」が74%と、関西(64%)に比べ高くなっています。また、「高級感・ステータスのある街に住みたい」と思う人は関西にやや多く39%、関東では33%でした。

「住みたい街」に対する考え方

Q.あなたは、以下の街に住みたいですか。 それぞれあてはまるものをお選びください。

“吉祥寺を選ぶ人” VS “池袋を選ぶ人”

「吉祥寺」「池袋」に住みたい人を対象に、ブランドデータバンクによるプロファイル分析を行いました。 約3万ジャンルの商品ブランド・企業ブランドの所有状況や価値尺度を分析した結果、その街に住みたい人の 人物像の特徴が浮かび上がりました。

「吉祥寺」を選んだ人は・・・ネームバリューにとらわれないプチ個性派層

平均的?
デモグラフィック(基本属性)では、やや女性が多いという点以外は1都3県全体との差異は少ない。その他職業や家族構成などでも大きな特徴はなく、どの層にも一定層存在する平均的な構成となっている。

ブランドにはこだわらないが価格は重要
ブランドへの意識はそれほど高いわけではない。ただ、品質を求めるためには価格は重要な要素と捉えており、モノを買うときに価値を見出すための一つの指標としているようだ。

モノや情報は直接歩き、自ら発信
購買行動に関する価値観では話題のスポットに足を運び、商品の評判や口コミなどを重視する。直接街を歩いて得たリアルな街の情報をもとに消費するスタイルが想定できる。また、情報発信性も高く、吸収した情報を自ら発信するといった行動も考えられる。

お気に入りのモノ
実際にブランド選択を見てみると、洋服は「シップス」などのセレクトショップを好み、時計は「ニクソン」「ポールスミス」と、デザイン性を重視する。
よく遊びにいく街は、もちろん「吉祥寺」。中央線沿線が行動範囲で「立川」「中野」への出没率も全体に比べて高い。

「池袋」を選んだ20代男性は・・・周囲の情報は常にチェック、近場でアクティブ層

お小遣いは結構使える学生と会社員
学生の比率が特に高いため、年収などの経済面ではやや低い傾向となったが、お小遣いは20代男性全体よりもやや高い。

自宅~街までの範囲をアクティブに
旅行などで遠方へ足をのばすというよりは、街中や自宅、あるいは友人と一緒に楽しむことができるコトがお気に入り。行動範囲は狭いが、カラオケやショッピングのほか、ボーリングなどを楽しんでいるようだ。

ネットメディアで情報収集
趣味や興味・関心では、口コミよりも、インターネットやコミュニティサイトなどのネットメディアへの意識が高く見られた。ミクシィモバイルなどのケータイコミュニティサイトも利用して、さまざまな情報にアクセスする。

関心は幅広いが、実際は周りが気になる
ファッションやデザインなどのほか、漫画やアニメなどにも高い興味・関心を持つ。あらゆることを気にしながら、実際は周囲の人たちが何に興味を持っているのかが気になっているようだ。

【調査結果へのリンク・結果の引用・転載について】

本調査へのリンクはフリーです。
データを転載・引用する場合は、マクロミルの調査であることを明記してください。

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