iPadユーザ300人 利用実態調査

iPadの発売日からもうすぐ１ヶ月。iPadを購入した人にどのように使っているか尋ねたところ「webサイト閲覧」と回答した人が最多で88%、次いで「電子書籍」が74%、「メール」が65%となりました。そのほか「動画を見る」が59%、「ゲームをする」が51%と半数を超え、「音楽を聴く」「地図を見る」という意見も4割以上となっています。

iPadを携帯しているか尋ねると「持ち歩いている」が44%、「必要があれば持ち出す」が32%となっており、外出先でも場所を選ばず活用されているようです。使用する場所で最も多かったのは、「自分の部屋」で66%、次いで「リビング｣が47%でした。具体的な利用状況を尋ねると、「寝る前にiBooksで読書をしている」「子供と知育関係のゲームをする」「キッチンで料理サイトを検索」など室内での使用や、「カーナビの代わりとして使う」「電車の中で天気やスケジュールの確認」など、利用シーンは様々となっており、生活に溶け込んでいる様子が見受けられました。

iPadで行っていること（複数回答）

Q.あなたはiPadでどんなことをしていますか？（いくつでも）(n=300)

iPadの利用シーン（自由回答抜粋）

Q.あなたは、iPadをどこで使っていますか？ どんなシーンでどんなことをしているか具体的にご記入ください。

利用者にiPadのどのような点に満足しているか尋ねたところ「デザイン」「画面の見やすさ」がともに74%、次いで「iPad独自の操作性」が60%となりました。「バッテリーの持ち」は46%、「サイズ・重量」は43%が満足と回答しています。

使用した感想は「パソコンとは違った楽しみがある」「とにかく便利」「使いやすい」などポジティブな意見がある一方で、「片手で持つには少し重い」「日本向けの電子書籍が少ない」など改善を求める声もあがっています。その他、「21世紀を代表する製品だ」「無限の可能性がある」など、iPadを製品として高く評価する声もありました。

iPadの満足点（複数回答）

Q.iPadに満足している点をお答えください。（いくつでも）(n=300)

紙の本をスキャンして自分自身で電子書籍にしたことがあるか尋ねたところ「ある」という回答が18%となりました。実際に行った人からは「参考書籍は用が済んだら電子化。検索が容易になる」「捨てられない本をすべて電子書籍化した」という先進的なコメントがありました。また、「電子書籍化したことはないが、興味はある」という人は約3割おり、その理由を尋ねると「置き場所をとらなくなるから魅力的」「お気に入りの本をいくつも携帯できる」という回答がありました。

また、'電子書籍が普及しても好きな本は実物が欲しいか'尋ねると「欲しい」と回答した人は7割を超えました。iPadの登場で、本のあり方はどうなってゆくか、今後の電子書籍の進化が問われそうです。

自身で電子書籍化した経験・興味度

Q.あなたは、紙の本をスキャンして自分自身で電子書籍にすることはありますか？ また、興味はありますか？　(n=300)

電子書籍が普及しても本の実物が欲しいか

Q.電子書籍が普及しても、好きな本は実物が欲しいと思いますか？(n=300)