公開調査データ

防災に関する調査

2011年08月25日

トピックス

  • 震災をきっかけに「防災意識が高まった」 7割超。
  • 6割が、地震に対して'備え'あり。2年前より15ポイント増加。
  • 地震発生時の行動、もしも一つだけ持ち出すとしたら…
    1位「携帯電話」37% 2位「財布」15% 3位「通帳・印鑑」7%
  • 「震度4」で避難行動する割合:東北は25%、関東は30%、関西など40%

インターネット調査会社の株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表:杉本哲哉)は、全国の20才以上の男女に、「防災に関する調査」を実施いたしました。7月24日のアナログ放送終了を目前に、地デジ対応の実態および、テレビ視聴に関して調べました。

調査手法はインターネットリサーチ。調査期間2011年7月14日(木)~7月16日(土)。有効回答数は520名から得られました。

調査概要

日本全国
調査方法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国
調査対象 : 15~59才以上の男女(マクロミルモニタ会員)
有効回答数  
合計
928サンプル
  15~19才 20代 30代 40代 50代 小計
男性 52s 103s 103s 103s 103s 464s
女性 52s 103s 103s 103s 103s 464s
調査日時 : 2011年8月16日(火)~8月17日(水)
調査機関 : 株式会社マクロミル
その他 : ※レポート内で比較している2009年調査は、2009年8月24日(月)~8月25日(火)に500sで実施し、今回の調査の構成比に合わせてウェイトバック集計している。

調査結果

震災をきっかけに「防災意識が高まった」 7割超。

全国の15~59歳に防災に関心があるか尋ねたところ、「以前は高くなかったが東日本大震災をきっかけに高まった」という回答が49%、「以前から高かったが、より高まった」が25%となっており、'震災をきっかけに関心が高まった'人は合計で74%となりました。年代別に見ると、若年層ほど「以前は高くなかったが震災をきっかけに高まった」という回答が多くなっています。

今年、防災訓練に参加したいかを尋ねると「参加する予定」が8%、「機会があれば参加したい」が65%となっており、参加意向を示した人は7割超となりました。「東北地方」では他地域に比べて高く、8割超でした。

東日本大震災と防災意識に対する関心の関係

Q.東日本大震災をきっかけに「防災」に対する関心は高まりましたか。

防災訓練の参加について

Q.9月1日は「防災の日」です。 あなたは今年の防災訓練に参加したいと思いますか。

6割が、地震に対して'備え'あり。2年前より15ポイント増加。

自然災害の中でも『地震』に対する不安は全国で高く、「不安」と回答した人は92%に達しています。

地震に対して何らかの備えをしているか尋ねたところ、「備えている」という回答は61%で、2009年に実施した調査(45%)と比べて15ポイント高くなっています。地域別に見ると関東以西では'備え'をしている割合が低く54%でした。備えていることを具体的に尋ねると「懐中電灯・非常灯を置く(49%)」「水・非常食を確保(36%)」「非常持ち出し袋を用意(29%)」がトップ3となりました。

地震に対してどのような備えをしているか

Q.あなたは、地震に対してどのような備えをしていますか。 あてはまるものをいくつでもお答えください。(複数回答)

地震発生時の行動、もしも一つだけ持ち出すとしたら…
「携帯電話」37%、「財布」15%、「通帳・印鑑」7%

大地震が起きたとき、一つだけ持ち出せるとしたら何を持って逃げるか尋ねたところ、「携帯電話」が37%、次いで「財布」が15%、「通帳・印鑑」が7%となりました。2009年調査と比較すると、「携帯電話」は11ポイント上昇し、「財布」は9ポイント下降しており、この2年間で携帯電話の重要性の高まりがうかがえます。

大地震発生時、持ち出して逃げるもの

Q.もしも、大地震が起きたらあなたは何を持って逃げますか。(複数回答)
そのうち、1つだけ持ち出せるとしたら何を持って逃げますか。(単一回答)

「震度4」で避難行動する割合:東北は25%、関東は30%、関西など40%

どの程度の揺れを感じたら避難行動をとるか尋ねたところ、「震度4」で行動する人は35%、「震度5」では83%に跳ね上がります。「震度4」で行動する割合は地域によって差があり、東北地方は25%、関東地方は30%、東北・関東以外の地域では40%となりました。震災以降、地震が頻発している地域ほど行動する割合が低く、地震に対する慣れが生じているようです。

就寝中に地震があった場合では、「震度3」で起きて行動する人は4割超となった一方で「目が覚めても布団から出ない」という回答も4割超ありました。「震度4」で行動する人は8割を超え、まずは「ラジオやテレビをつける(30%)」人が最多でした。「震度5」になると、9割超が行動しており「起きて安全な場所に移動する(37%)」人が最多でした。

地震の規模と避難行動

Q.あなたはどの程度の揺れを感じたら、避難行動(安全な場所に 移動、出口確保、火の始末など)をとりますか。(単一回答を累積で集計)

就寝中に地震があった場合の行動

Q.寝ている時(就寝中)に地震があった場合、あなたはどうしますか。 震度に応じて最初にとる行動をお選びください。(単一回答)

【調査結果へのリンク・結果の引用・転載について】

本調査へのリンクはフリーです。
データを転載・引用する場合は、マクロミルの調査であることを明記してください。

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