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2005年2月21日
J-WAVE Macromill Case File 2005/02.07〜11放送分
トピックス
技術者の2人に1人が、青色LEDの発明対価8億円 を 「安い」 と評価
好評放送中の「Macromill CASE FILE」。このコーナーでは、毎週タイムリーなテーマについてレポートします。
2月第1週のテーマは、「発明家」。 今回は、日本の技術者に、青色発光ダイオード(青色LED)の発明対価問題や、理系離れの問題について調査しました。 青色LEDの発明対価として支払われる約8億円の妥当性を尋ねたところ、約半数が、「安い」 と回答しました。
また、日本の理系離れが進んでいる要因は、「学校教育に問題があるから」 が最も多い結果となりました。
Q.青色LEDの発明対価として支払われる約8億円という金額、「高い」? 「安い」?
A.技術者の2人に1人が、「安い」 と評価
「安い」 と思う理由 (自由回答より一部抜粋)
・ その発明により企業はもっと多くの利益を得ているはず。正当な対価を支払わないと、優秀な頭脳が海外に流れてしまう。[52歳・男性]
・ 会社の利益を考えれば、もう少し上の金額でも良かったと思うし、そのほうが技術者へ進む人材確保にも役立ったと思います。[45歳・女性] ・ ノーベル賞級の発明が、毎年怪我ばかりする某野球選手より安いのは納得いかない。[30歳・男性] 「妥当」 だと思う理由 (自由回答より一部抜粋)
・ あまり多すぎると企業としての経営方針などに影響する。かと言って少な過ぎても研究者のモチベーションが下がる。そういう意味で妥当な額だと思う。[33歳・男性]
・ 一個人の発明のように主張するが、企業の人的リソース・研究環境を利用したことを考えると、妥当な金額だと思う。 [30歳・女性] 「高い」 と思う理由 (自由回答より一部抜粋)
・ 発明は個人であっても、企業のお金を使って実現したのだから高すぎる。お金がほしければ自分で会社を設立してから利益を得ることを実現すべきである。[47歳・男性]
・ 結果的にうまくいったから、当初の契約以外のお金を請求するなんて虫が良すぎ。すごいモノを発明したらお金がもらえるような契約や、会社に就職するべきだった。[30歳・女性] Q.なぜ、理系離れが進んでいると思いますか?
A.「学校教育に問題があるから」 「難解なイメージがあるから」 に多数の回答
Q.「理系離れが進んでいる」 と感じている技術者に聞きました。
理系離れを食い止めるにはどうしたらいいと思いますか? (自由回答より一部抜粋)
・ 「小学生のうちから、「なぜ」を解消する理科の授業時間を増やし、生活そのものが理科の恩恵・影響を受けていることを実感させるといいと思う。
[47歳・男性]
・ トップ理系職の給与UP!テクニカルマネジメントできる人材を育成し、理系で金持ちな目標人物像があると良い。 [34歳・女性] ・ 技術系職種の収入、社会的ステータスを上げる。世界で勝負できる職種であり、社会的に大きな貢献度があることをもっとマスコミでとりあげる。 [31歳・男性] 本調査へのリンクはフリーです。
データを転載・引用する場合は、マクロミルの調査であることを明記してください。 |