|
2005年11月1日
月2回発行 『宣伝会議』 2005年11月1日号掲載
トピックス
■ 会社の規模を重視する学生は3割程度
■ 重視する点で男女とも7割が「仕事内容」 ■ 女性は希望する業界が分散 ■ 「将来性がある」企業イメージを重視する傾向が男女ともに半数以上と高い 好評連載中の「マクロミルのトレンドビュー」。このコーナーでは毎回タイムリーなテーマのもと、市場の動向を調査、レポートする。今回のテーマは「大学生の就職観に関する調査」。企業に就職を希望する、全国の大学3年生の男女、519名にアンケート調査を実施しました。
秋から本格的にスタートする2007年度新卒予定者の就職活動。企業への就職を希望している大学3年生に、就職についての意識を尋ねた。 就職を希望する企業規模を尋ねたところ、最も希望が高かったのは「100〜300人」の従業員数の企業であった【図1】。エントリー企業の重視点【図2】でも、会社の規模を重視する学生は3割程度であり、終身雇用神話が崩れた昨今、大企業にこだわらず、さまざまな経験ができる中小企業への志望も増えているようだ。 エントリー企業の重視する点を尋ねると、「仕事内容」(約9割)「業種」(約7割)が男女ともに高い。 就職を希望する業界を尋ねたところ、男性では「情報通信ネットワークサービス業界」が5割以上で圧倒的に人気。次いで「電気機械業界」「自動車業界」と続いた。 女性では、希望する業界が分散しており、TOP3は「マスコミ・広告」「印刷・出版」「旅行・ホテル・アミューズメント」がそれぞれ3割前後となっている。【図3】 就職先として理想の企業イメージを尋ねたところ、「将来性がある」企業イメージを重視する傾向が男女ともに半数以上と高い。企業をとりまく環境が激化し、将来が見えない時代の今、就職先企業の将来性は学生にとって非常に意識するポイントとなっているようだ。 本調査へのリンクはフリーです。
データを転載・引用する場合は、マクロミルの調査であることを明記してください。 |