Question 95
学生1000人に聞いてみた!
2021年、SNSで使った言葉
変化したり進化したり。
2021年といえば“それな”
毎年流行が入れ替わる、若者言葉・ネットスラングといわれる言葉たち。
今回は、SNSで今年よく使った言葉を、15歳~24歳の学生の方に聞いてみました。
■それな[96人(男性:48人/女性:48人)]
利用シーンは「相手に全面的に共感する時(21歳・男性)」。「同年代かつ親しい友達にカジュアルな文面で同意を示す際。(19歳・女性)」という意見もあり、相手を選んで使用されている様子が伺えます。
■草[70人(男性:43人/女性:27人)]
「笑のマークであるwを草に見立てた(20歳・男性)」ということで使われている「草」。
「草wって付けたら、草に草生やすなって言われた。(19歳・男性)」というエピソードや、「草は知っていたけど、面白すぎて森といわれて固まってしまった。(22歳・女性)」という“進化形”情報も。
■~しか勝たん[58人(男性:14人/女性:44人]
「友達との会話で自分の推しやお気に入りのものに対して〇〇が1番という意味で使う(18歳・男性)」という言い回し。「推しが尊かった時や推しが好きすぎて限界の時に使った。(19歳・女性)」「推しへの愛が溢れた時(20歳・女性)」…推しへの愛を語るときには外せない言葉のようですね。
「~しか勝たんと親に言ったら勝つのか勝たないのかどっちと聞かれた(19歳・女性)」。勝つか勝たないかでいったら勝つときに使う、が正解です。
■ぴえん[46人(男性17人/女性:29人)]
この言葉は「すごく悲しい訳じゃなくてもちょっと悲しい時とかに使ったり、相手が使ってたら使う。(21歳・女性)」。「嬉しい時も悲しい時も、とにかく多用していた。(22歳・女性)」という意見もあるので、相手の意図は探る必要がありそう。
「ぴえん超えてぱおん重ねて御恩まさにご縁、南無(20歳・女性)」が、寄せていただいた最長の進化形!
■笑、笑笑[29人(男性:22人/女性:7人]
「「。」よりも「。笑」の方が文面的に柔らかくなるから(21歳・男性)」という意図で文末に使われる「笑」。カッコはつきません。
「(笑)、笑、わら、w、草、など笑うという表記にもいろいろ種類があって、どの世代の人に、どれを使えばぴったりなのかよく分からなくなり、最近は使わなくなりました。(21歳・女性)」というちょっぴりお疲れモードのご意見も。
そのほか、はにゃ「とぼけたりするとき(20歳・女性)」/あーね「「そうだね」などの意味で使った(19歳・女性)」/~してもろて「相手に対して「これやったほうがいいんじゃない?」というときに使う ex.「明日の朝早いんだよね」「早めに寝てもろて」(19歳・男性)」といった言葉も複数の方から挙がりました。
ちなみに、SNSでの投稿や会話で使用される言葉のうち「正確な意味がわからない言葉・表現」が「ある」と回答したのは半数を超え約6割。今回ご紹介した言葉や言い回しは、“若者言葉”と括るより、仲間内ではやった言葉、という方が正確なのかもしれないですね。
SNSへの投稿や友人とのやり取りの中で、今年あなたが特によく見かけた言葉は、この中に入っていましたか?
次回のテーマは「2021年を表す漢字」、12月中旬の公開を予定しています。お楽しみに!
- 調査主体:
- マクロミル
- 調査方法:
- インターネットリサーチ
- 調査地域:
- 全国
- 調査対象:
- 15-24歳、学生の方(中学生を除く)
- 割付方法:
- 男女各500/合計1000サンプル
- 調査期間:
- 2021年11月19日(金)~11月28日(日)
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