寒くなってくると店頭に並び始める「みかん」。

簡単に手でむくことができ、気軽に食べられる「みかん」の食べ方アレコレを

モニターさんに聞いてみました。

■皮をむく前に、もみますか？

「もまない」が64.3％と半数以上を占めました。皮をむく前にもむと、クエン酸の量が減って酸味が弱くなり、結果的に甘みを感じやすくなるとも言われています。この冬、試してみるのもよいかもしれませんね。

なお年代別では、10代の人は「もむ」割合が高く、50代以上の人は「もまない」割合が高いという結果になりました。

■「おヘソ」と「ヘタ」どちらからむきますか？

「おヘソ」からむく人が74.5％と、多数を占めました。指の入れやすさの勝利でしょうか。「ヘタ」からむく人は25.1％。ヘタからむいたほうが白いスジがよく取れる場合が多いとも言われていますので、おヘソ派の人も一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

「その他」のむき方としては、ごく少数ですが「半分に割る」「皮ごと食べる」という方もいらっしゃいました。ちなみに和歌山県には、みかんを皮ごと4分割に割ってから身を食べる「和歌山むき（有田むき）」というものがあり、手が汚れにくいそうです。

■スジはどのくらい取る？

維管束（白いスジ状のもの）を「とらない」と答えた人は25.1％。

とる派の約75％について、どのくらいとるのか見たところ、

「気になる部分だけ少しとる（52.1％）」

「半分くらいとる（6.5％）」

「7、8割くらいとる（12.3％）」

「完璧にとる/つるつる（4.0％）」

という結果になりました。

維管束は、食物繊維が豊富で様々な種類のビタミンも含まれていることから、とらずに食べた方が栄養面では良いそうですが、やはり気になる部分だけ少し取る……という人が多いようですね。

なお、じょうのう（薄皮のようなもの）を食べるか食べないかについてもたずねたところ、9割以上の人が「食べる」と回答しました。

■一口で食べる房数は？／1日に食べる個数は？

一口で食べる房数は、59.1％の人が「1房ずつ食べる」と答えました。少数ではありますが、「半分食べる（3.2%）」「ほぼ一口で食べる（0.9%）」という豪快な人も。

年代別で見ると、50代以上の人は「2、3房程度まとめて食べる」の割合が他の年代より高い結果となりました。

1日に食べる個数は、「1個」が43.7％。「2個以上食べる」人が半数以上という結果になりました。最近は小ぶりで高糖度のみかんが人気ですから、ついもう1個……という気持ちになるのかもしれません。

みかんのむき方、食べ方は人それぞれですが、この冬、いつもとは違った食べ方を試してみると楽しさちょっぴりアップ！ かもしれませんね。

次回のテーマは「寅年生まれに聞く今年の抱負」、1月下旬の公開を予定しています。お楽しみに！